kanemori Blog

旅とホテルと阪神タイガース

阪神タイガースの原口文仁捕手が復帰して勇気と感動を与えてもらった話

ここに立つために

鍛え抜いた日々よ

原口の全て魅せろ奮わせろ

 

こんにちは。Kanemoi【かねもり】です。

阪神タイガースの優勝へのピースのひとり、原口選手が大腸がんから復帰をしました。6月9日、甲子園で北海道日本ハムファイターズとの3試合目。猛虎の仲間たちが繋いだ一打サヨナラの場面で見事センターへのタイムリーを放ちましたね。このタイムリーは、ワタシたちタイガースファンだけでなく日本中に勇気と感動を与えたのだと考えております。

f:id:kanekanemori:20190609121413j:plain

阪神タイガース原口文仁・背番号94

ワタシはグッチ(原口選手を愛を込めて呼ぶときはこう呼ぶ)に対しては何のつながりもなく、ただ贔屓の野球チームの一選手という存在です。今現在、身近にがんを患っている人もいなければ、自分もがんではありません。大きな病気があるわけでもありません。唯一の共通点といえば同じ関東出身ってことくらい何もないのです。つまりほぼ何の思い入れも無かったわけですが、こんなに感動を与えてくれるなんて、グッチって本当にすごいなぁと思ったのであります。

今、復活のとき

2019年6月4日、ワタシは千葉幕張のZOZOマリンスタジアムにいました。夜もすっかり更けて、3-6の阪神リードで迎えた9回表の攻撃。ロッテの新外国人レイビン投手からマルテ選手が鮮やかなソロホームランを放ち、梅野選手がフォアボールを選び1塁に走って行った直後です。レフトスタンドがザワつきます。ネクストバッターズサークルにグッチが登場したのです。梅野選手が盗塁を決め高山選手が三振に倒れます。その直後、スタンドは「原口!」と呼ぶ声でいっぱいになりました。声にならない声で嗚咽しながら涙を流し「原口~」と叫びます。

中谷選手の代打として登場し、バッターボックスに向かう前にスタンドに向かい礼をするグッチ。そうだね。いつも礼儀正しいあなたはグラウンドに入るときも出るときも一礼を欠かさないものね。

レイビン投手の4球目でした。レフト方向に弾き返してのタイムリーツーベースを放ちます。その瞬間は劇的過ぎてスローモーションさながら、ゆっくりと時が流れていくように感じました。歓喜六甲おろしの中、グッチの復活を皆が喜んでおりました。試合は11点を取り快勝し、ヒーローインタビューにはグッチが出てきて元気な声を聞かせてくれました。感動をありがとう、グッチ。これからも必死のパッチで応援するね!

入団から2018年まで

育成契約

グッチはドラフトで6位で2010年に入団した選手ですが、数年間は1軍を経験することなく過ごしていました。腰やら肩やらの故障などもあり育成契約となり、背番号も「52」から「124」となってしまいます。このころワタシはまだ、アツい阪神ファンではなかったので「阪神・原口」を認識していませんでした。だって育成選手なんて細かくチェックしてないもん。阪神が好きになってもしばらくは「選手名鑑の後ろの方に小さく載ってるイケメンの人」程度の認識です。

2016年

華々しいデビューは2016年。シーズンが開幕してからの支配下登録でした。当時の金本監督が支配下登録後即1軍で起用し、結果を残したのは記憶に新しいような気がします。背番号が2ケタの「94」となりましたが、育成選手からの即1軍代打のスピード起用の為にユニフォームが間に合わず、山田コーチのサイズの合わないユニフォーム「82」を借りて試合に出ていた姿が印象的でした。

この劇的起用から打って守っての活躍をし続け、月間MVPを獲得したり、4番打者起用されたり、オールスターにも出場したりと大活躍。「シンデレラボーイ」と揶揄され始めた当時、「原口?居たかなぁ?何モンだっけ?」と関心を持ち始めます。様々な苦労を経験した人が1軍のステージで結果を残すというのは感慨深いものがありますから、単純なワタシは「原口…いやグッチええやん!応援するわ!」と心に決めました。

2017年 

2017年シーズンはチーム事情もあり一塁手での起用が目立ちました。やはり小さな怪我を繰り返している中では負担の少ない方が良かったのでしょうか。打撃不振が続き2軍へと降格され、1軍へ復帰できないままシーズンを終えてしまいました。タイガースは成績2位で終わりクライマックスシリーズにも出場していますが、前年に活躍した選手たちが一堂に不振で「2年目のジンクス」とやらにグッチもハマっていた印象でした。結果が全てのプロ野球の世界では活躍し続けないと評価されないのが現実です。厳しいですね。

2018年

そして、代打の神様となった2018年シーズン。捕手として梅野選手と併用が続く中、代打として輝くものがありました。桧山さんの代打最多安打の球団記録に並び、その存在感はグッチが代打で打席に入ると「何とかしてくれる」「何かが起こる」という期待感を覚えさせてくれました。チームは最下位になってしまいましたが、グッチがこの好調を維持したまま2019年シーズンを迎えられたら、凄く頼りになるなと思いシーズンを終えました。

大腸がんが見つかる

公表

2019年1月24日、自身のTwitterで大腸がんを公表。

「昨年末、人間ドックを受診したところ、ガンと診断されました。プロ野球選手という立場でこの病気になった事を自分の使命だとも思えます。同じガン患者の方々にとって少しでも夢や希望となるよう精一杯、治療に励みたいと思っています。僕には、大切な家族や応援してくださるファンの方々、ともに闘う仲間がいます。常に前だけを向いて進んでいきます。

年が明けてしばらくした頃、旦那さまとホームセンターで買い物中に衝撃のニュースが飛び込んできました。まさに青天の霹靂。グッチは大腸がんを公表しても、ステージや病状については詳しく述べていませんでしたので「え?グッチ死なないよね?」とあやふやな感じで「優勝が少し遠のくかなぁ」なんて思いました。

ネット上にも様々な憶測が飛び交います。「早期発見なら簡単な手術ですぐに復帰が可能」とか「若者だから進行が速いので希望は薄い」とか。憶測だけで溢れたネットの記事を読んで涙が出たのを覚えています。

 

トモニミライヘ

グッチが「Move On! ~トモニミライヘ~」という想いを込めて販売を開始した、大腸がんの早期発見の啓発チャリティーグッズ「グッチブレス」は、利益をがん患者支援団体に寄付するそうです。入院・手術と自分が大変な時期にチャリティーのこと考えていたなんて聖人すぎますね。

officesic.base.shop

そしてこれから

甲子園でのサヨナラ打を放った6月9日のヒーローインタビュー。お立ち台での「みんな、ただいま!」の声。ワタシはテレビの前で見ていましたが感動の涙が止まりませんでした。代名詞の「必死のパッチ」ならぬ「必死のグッチ」の御唱和はちょっと上手くできていませんでしたが。

「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない」とか、よく言われますが、辛い時にそんなこと言われたって、ワタシだったら「試練なんかいらんわ」ってなると思うんです。グッチが大腸がんを公表したときにそんな言葉をネットでよく見かけました。それでもグッチはたくさんの試練を乗り越えている。そんなグッチだからこそ野球の神様は微笑んでくれたのかもしれませんね。 

おわりに

2019年シーズンはまだ前半戦です。長いシーズン、グッチがこれからも活躍し続ける姿をワタシたちに見せてくれてチームを優勝に導いてくれると信じてワタシも必死のパッチでタイガースを応援したいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

にほんブログ村 野球ブログへ
にほんブログ村